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君の頬に寄せた唇 暖かな温もりを貪る
僕に愛など無いよ 君を傷付ける為に存在して居るのだから
求めた所で
与えられるものは 哀しみだけ
初めから解っていたはずだよ
君の心の中に…  教える程のものでは無いよ…
他愛ない愛情なのだから…
 
 
まあるい月夜  想いを手繰り寄せる
繋いだ手が冷たくて
切ない夜を語りあかす
街に明かりを灯すように
物語を始めよう
忘れていないよ
時の切なさ 感じた胸のうち
人はココロ秘めたまま生きいてゆく
言葉を紡ぎ... 繋がりを求め
まあるい月夜に… メロディ-を奏でる.............
 
   
あの道を曲がると 手を繋ぎ歩いた
桜道が見えてくる
小春日和 はにかむ笑顔を見せながら
甘ったるく話す君の横顔に見惚れてた
行過ぎる車のエンジン音にかき消されてしまいそうな
あの 声を… もう一度聞きたくて 
今年も訪れた桜道
大きな僕の手で 君を包み込む  
頬を桜色に染めた 姿が瞳に想い浮かぶ       
僕の横に寄り添うはずだった君の姿見えない    
はにかむ笑顔の君の 言葉が  
僕の胸の中に残ったまま 歩く桜道
淡く儚い花びら ひらひらと舞い落ちる      
僕の心を 切なく散らす